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Atelier GiGi のソーイング・ノート

オリジナルデザイン&パターンでハンドメイドの子供服、たまに大人服、ときどきカメラ♪

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70年前の家庭科・裁縫基礎縫い帳

お義母さんから女学校時代に習ったという
お裁縫の基礎縫い帳を見せてもらいました。

驚きの70年前のものです。



kisonuichou-1a_20150706112957c76.jpg

保管していた茶封筒はボロボロ、
台帳や布は変色しているけど、保存状態は結構きれいです。


裏書きに 二高女一年生 とあり、
今の中学一年生の時に作成したらしいです。

※画像はクリックすると大きくなります。
kisonuichou-1b.jpg
右から 撚りぐけ、折り伏せ縫い、割り縫い、袋縫い。

下の三つ折り縫いは裾始末の事。

※撚りぐけとは・・・薄手生地のラッフルやフリルの外周りなどを軽く仕上げるときに用いる手法。
            布端に捨てミシンをかけ、2mm位残して余分な布を切りとり、
            ミシンの縫い目を芯にして細く撚りながらこまかくまつること。


kisonuichou-1c.jpg
ミシン目がすごくこまかいですね。
この時代だと主流は足踏みミシンかな?




kisonuichou-1d.jpg
上から パイピング、ギャザー、ピンタック、三つ巻き縫い。




kisonuichou-1e.jpg
上から パインダー、ミシンシュリング、手縫シュリング、スカラー玉線

・・・とありますが、今風にいうと
バインダー、ミシンシャーリング、手縫いシャーリング、スカラップ玉縁。
(時代を感じる表現ですね。)




kisonuichou-1f.jpg
スモッキングのいろいろ。




kisonuichou-1g.jpg
かがり縫いのいろいろ。
左から 花かがり、千鳥かがり、亀甲かがり、梯子かがり。




kisonuichou-1h.jpg
ボタンつけ、穴かがりのいろいろ。




kisonuichou-1i.jpg
今では当たり前に備わっているミシンの釦ホール縫いも
この時代は手縫いで穴かがりしています。




裾始末のいろいろ。
kisonuichou-1j.jpg
上から 千鳥がけ、略千鳥がけ、奥まつり。 




昔の人はほとんど自分で服を作っていたので
学校で習う家庭科の内容がかなり本格的です。

私も家庭科でいろいろ習った記憶はありますが、ここまでではなかったと思う。

今は安価で素敵な洋服が手に入る時代だから
中学校の家庭科では何を学ぶんだろう?
あっても広く浅くの知識になるのかな~




kisonuichou-1k_201507061129587cc.jpg
裏書きに・・・


『 戦後S20年8月15日 紙も布もなくて やっと揃えて提出スル。
 悲しい女学生時代 焼け後の瓦礫拾いに片付け。
 でも糸しい女学生時代でした。

 女学校集合の日
 皆ソカイしていて誰も来てなくて 私ひとりで
 片付けスルコト思い出ス
 でも藤ダナの花はきれい美しいでした。

 戦後 布のない頃に女学校での家庭の時間。

 嫁入りのタンスの中に
 母が入レテアル。
 アリガトウとひとり涙する。』



世相を感じます。。。



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